同伴出勤

またもや、うかつに「同伴出勤」に付き合ってしまったせいで、

追い込まれてしまった政治家さんが一人……。

 

もしかして、

「政治家や有名人を同伴させて、その場面を週刊誌に撮らせる」という

新しいビジネスが生まれているのかもしれません。

 

ちなみに。

「同伴出勤」ってなに?という方もいるかもしれないので、

簡単に。

「同伴出勤」とは、

接待を伴う夜の飲食店(クラブやバーやキャバクラやラウンジ)で働く女性(ホステスなど)が、客を連れて(同伴して)、お店に出勤することです。

ただ出勤するだけではなくて、出勤前に食事をして、プレゼントをねだるのが定番。

まあ、限りなく「パパ活」に似ています。

 

うちの母も水商売してましたので、同伴出勤はよくしていたようです。

同伴出勤以外にも、プライベートでよくお客と食事に行ってました。

なんでも、美味しいものが食べられる上に「お小遣い」までくれるので、「仕事」の内なんだとか。

限りなく、「パパ活」です。

パパ活」は、なにも最近はじまったことではなくて、

すでに昭和時代にあって、もしかしたらもっと昔からあったのかもしれません。

「なんで、食事をご馳走して、お小遣いまであげるんだろう、男は」と

子供心にも不思議でした。

今も、よく分かりません。

しかも、「バレたらただではすまない」とわかっていながら、

緊急事態宣言中に同伴出勤に付き合う男の、馬鹿さ加減。

 

もしかしたら、男の側には、

「あわよくば……」という「下心」があるのかもしれません。

が、

「客に体を許すのは、水商売のプロではない」んだそうです。

さらに

「会話と雰囲気だけでお金をいただく。それが、プロ」

とも。

これは、母の水商売仲間の言葉です。

 

そうそう。

紀尾井町あたりの高級ホテルのレストランや

伊勢丹新宿店の高級寿司屋なんかでは、

あきらかに「同伴出勤」前のカップルをよくみかけます。

そんなカップルをみつけたら、

耳をダンボにして、会話を聞き入る私です。

 

追記。

ホステスの「同伴出勤」に応じる男の気持ちが理解できない……と書きましたが、

猫カフェの猫様に同伴出勤をお願いされたら?」と脳内変換してみたら、

たちまち、男の気持ちが理解できました。

 

断れないわ……。