田中角栄さん、もちろんご存知ですよね。
ご存知ない若い方のために、簡単に説明すると。
小学校しか出ていない超底辺出身でありながら、その才覚とカリスマ性で総理大臣にまで上り詰めた人です。
その経歴が「豊臣秀吉」とも似ているので、「今太閤」とも呼ばれました。
角栄さんの人気は凄くて、「えー、まー、そのー」と、小学生までモノマネしていたほど。
ですが、首相として君臨していたのはたった2年。
運悪くオイルショックとぶつかり、未曾有の大不況が日本列島を襲います。
支持率も14%にまで落ち込む。
トドメを刺したのが、「文春砲」。
立花隆の「田中角栄研究」、児玉隆也の「淋しき越山会の女王」という二本立てを掲載し、田中金脈にメスを入れました。
世論があまり関心を示さなかったようです。
「まあ、政治家なら、そういうこともあるよね」
「政治はお金がかかるもの。ある程度は仕方ない」
という考えが、当時の多数派。
今ほど、世論は「不正」とか「金権主義」とかに神経質ではなかったようです。
角栄陣営も、文春砲を特に気にしていなかったようです。
ところが、思ってもないところから、援軍が現れました。
それは、アメリカを代表とする、外国人記者団です。
角栄さんの金脈スキャンダルを、ここぞとばかりに世界中に拡散してしまったんですね。
さすがに、角栄さんも弱りました。
いわゆる「外圧」というやつです。
角栄さん、退陣を選択するしかありませんでした。
が、角栄さんの不幸はまだまだ続きます。
今度は、「ロッキード事件」が発覚してしまったのです!
まあ、これも大騒ぎでしたね。
クラスでも、「記憶にございません」が大流行。
先生に注意されても、「記憶にございません」と言って、誤魔化すのがブームになりました。
で、そのロッキード事件、これもアメリカ発のスキャンダルでございました。
アメリカでロッキード社による贈収賄が問題になり公聴会が開かれたんです。
ロッキード社は、日本の政府高官にも賄賂を送りました。
その政府高官こそが、田中角栄さんだったのです。
そして、あの歴史的な逮捕劇。
日本で起きた贈収賄事件だったら、もしかしたら逮捕はされてないかったかもしれません。
が、発端はアメリカ。
証拠も、アメリカから送られてきました。
こうなると、逮捕するしかない。
(田中角栄逮捕はCIA陰謀だ……という説が根強くあるのはそのせい)
長々と書きましたが。
なにが言いたいかというと。
日本は、国内のマスコミやジャーナリストにはのらりくらりとした態度を取りますが、外圧にはめっぽう弱い。
特に、アメリカには。
アメリカやヨーロッパからやいやい言われたら、その重い腰も上げてしまうのです。
で、ここからが本題。
例の、KK問題です。
日本では、前々からKKの経歴が不自然だ……と囁かれていたのですが、さすがのマスコミもその辺にはあまり触れず。
そこをほじくると、その闇の深さに収拾がつかなくなる……という思いからなのでしょうか、遠回しには言及するのですが、ズバリと、彼の経歴にメスを入れることはありませんでした。
ところが、どうやら、アメリカの法曹界でなにやら動きがあるようなんですね。
KKの不自然な経歴をちゃんと説明しろ!ロイヤル忖度が働いているんじゃないか? そもそもKKはF大に入学できる資格はあったのか? ……という疑問が噴出しているとか。
ソースは、ネットで活躍するジャーナリストさんの動画なのですが、ちゃんとしたジャーナリストさんなので信憑性は高いかと。
もし、アメリカでKKの経歴が問題になったら、間違いなく、日本は外圧を受けると思います。
もしかしたら、ロッキード事件以上の闇が掘り起こされてしまうかもしれない。
KKという、ビッグマウスだけの小男のために、高官たちが窮地に陥るかもしれません。
自殺者もでるかもしれません。
……だから言ったのです。
高すぎる下駄ははかすなと。
下駄どころか、竹馬。しかも、その下には何人もの老人と役人たちが肩車をしているというアクロバット状態。
誰かひとりでもバランスを崩せば、大惨事。
だというのに、さらに肩車をする人は増え続ける。
ほんと、どうすんの、これ😫🥶
でも、こうなったら、膿は徹底的に出すべきなのかもしれません。
あと、これも気になります。
どうやら、KKさん、現在は学生ビザ(M子さんはその配偶者ビザ)でアメリカに滞在しているようです。そのビザが、今年の夏までには切れてしまうと。
「はあ?」ですよね。
だって、去年の夏頃、NHKのニュースで、「就労ビザもすでに収得し……」と言ってましたよ?
でも、これも不思議な話で。
その時点では、就職先は決まっていない。
なんでも、アメリカの就労ビザは、就職先が毎年3月までに申請するんだとか。
「この人材はどうしてもうちに必要だから、この人にビザを出してね」という形らしいです。
で、申請したあとは抽選。
いずれにしても、その3月までには、KKは就職先は決まっていませんでした。
(決まったのは、9月に入ってから)
いったい、どなたが申請したというのでしょう?
もしかしたら、KKお得意の「ビッグマウス」なんでしょうか?
(ビッグマウスというより、明らかに虚偽)。
A宮殿下を前にして、「司法試験は大丈夫です。受かってます」と大口を叩いた彼ですからね、そんな虚偽ぐらい平気で言ってしまうのかも。しかも、公共放送にリークして、全国ニュースにしてしまう。
ある意味、大物。
KK、恐ろしい子(白目)
追記。
でも、KK氏も、まさかこんな展開になるなんて思ってもなかったんだろうな……と。
M子さんと結婚すれば、一生安泰。輝かしい未来が待っていると。
実際、大学を卒業したあとは、超難関の超一流銀行(しかも本店)に入社。
ところが、蓋を開けてみたら、
「アメリカに拠点を作って」という、M子さんの無茶振り。
アメリカに行って、したくもない法律の勉強をするハメに。
KK、法律なんていままで興味なかったんじゃないかしら。
どちらかというと、キラキラとした芸術方面に憧れをもっている気がします。
なんなら、芸術家になったほうが、アメリカのビザもとりやすかったんでは?
確か、芸術家ビザ……みたいなものがあったはず。
なんで、弁護士の道なんかに進んだんでしょうね?
KK、なんだか巨大な蜘蛛の巣に絡め取られた蛾のようで、少し気の毒だな……とも。
まあ、自業自得なのかもしれませんが。
K Kさん、こんな人生でよかったんでしょうか?