真梨幸子mariyukiko’s blog

【公式】真梨幸子(&マリモナミ)の最新情報

火星とノルアドレナリン

右目が見えづらくなり、ぐにゃりと歪んだ世界にいます。

先週、眼科で「眼底出血」の診断を受け、本日、さらに詳しい検査をしました。

お薬で瞳孔を最大限に広げて、眼底を隅々まで観察するというものです。

で、最終結果は、動脈硬化による眼底出血

緑内障とか網膜剥離とか白内障とか心配していたのですが、そちらは心配ないようです。

 

動脈硬化……。

いよいよ、私もそんなお年頃なんですね……。

 

自由業故、定期的な健康診断をさぼりがちなんですが、それでも、コロナ前(三年前)に血液検査はしたんですよね。

そのときは、特に問題はありませんでした。

高血圧は指摘されましたが。

 

で、今回、内科クリニックにも行って、検査してもらったんですが。

これがもう、顎がはずれるぐらい、ぼろぼろの数値が並んでいて。

「これ、本当に私の血液なんでしょうか?」と疑うほど。

たった3年ぐらいで、ここまで一気にダメになるものなのか?

……なるんです。

原因は、「女性ホルモン」。閉経して8年。

3年前までは、それでも少しは女性ホルモンが残っていたのでしょう。

でも、この3年で、枯渇してしまったんだと思います。

で、今まで女性ホルモンによって守られていたもの(代表は、悪玉コレステロール中性脂肪)が剥き出しになり、一気に悪化した模様です。

特に脂肪は、出産する女性にとって大切な臓器。だから、脂肪がどんなに増えても、それが悪さすることはなく、むしろ活用するように女性ホルモンがリードしていたわけですね。

糖尿病もそう。どんなに甘いものをたべても糖尿病にならなかったのは、やはり女性ホルモンのおかげでした。

女性ホルモン、偉大だなぁ。

その女性ホルモン枯渇した今。

生活習慣を大きく転換しなくてはならないのでしょうね。

そういえば。

それまで低血圧だったのが高血圧になったのも、閉経したのがきっかけだったし。

 

半世紀前までは、日本の平均寿命は50歳前後。そのあたりで女性も閉経してました。

だから、昔の女性は閉経後の人体の変化を知ることもなかったのです。

ところが、今や90歳にも届く平均寿命。

つまり、閉経して約40年を生きなくてはならないという、たぶん、人類にとってははじめのサバイバルがはじまっているのです。

閉経後の悪玉コレステロールの増加と動脈硬化は、まさに、長寿命社会を生きる現在の女性の課題でもあります。

女性ホルモンが枯渇後、どう生きるか。

 

一方、閉経して、貧血が改善されました。

血液検査のたびに「ヘモグロビンが普通の人の半分しかない」と言われていた万年貧血の私が、今では、ヘモグロビンは正常。むしろ多いぐらいです(それはそれでリスクあるんですが)。

子宮内膜症に苦しめられていましたが、それもなくなり、身体中の炎症は消えました。

お腹を圧迫しているから手術したほうがいいと診断された子宮筋腫も、いまでは消滅。

女性ホルモンがあることで悪化していた部位が改善されたのです。

 

いずれにしても。

私もそろそろ、年貢の納め時だな。

高齢者」であることを自覚し、まずは高血圧を抑制しないと。

そして、コレステロール中性脂肪もなんとかしないと。

まずは、おやつを経ちます。

 

アデュ、愛しきスイーツたち!😢

 

さてさて。

最大限まで広がった瞳孔の状態で家路を急いでいたとき。

ふと、見上げた夜空。

火星がめちゃきれいでした!

火星の模様まで見える勢い!

なるほど、瞳孔がここまで広がっていると、ここまで星もくっきり見えるんだなぁと。

 

 

 

追記。

 

血液検査で、ノルアドレナリンの数値がめちゃ高かったのです。

これは副腎に関係あるホルモンなので、来月、もう一回、検査することに。

高血圧の原因はこれかもしれないと。

つか、ノルアドレナリンって、いわゆる「闘争ホルモン」ですよね?

興奮させて血圧を上げるという。

このホルモンが過剰分泌されているということは、常にストレス状態にされされているということらしい。

戦場の兵士のような状態です。

いやだ、私。

あんな小説ばかり書いているから?

そういえば、以前、会社の同僚に「真梨さんは、なんでいつも殺気だってるんですか?」と言われたことがあります。駅のホームを歩いていたときです。

「真梨さん、まるで命を狙われている人のよう」と。

あー、確かに。高校生の頃、割と頻繁に痴漢に遭遇したせいで、駅や電車の中や人混みでは、自然と戦闘モードになっちゃうんだよなぁ。

今は、そのストレスからは開放されましたが、体は今も覚えているのでしょうか?

いずれにしても、「たかが痴漢ぐらいで大騒ぎするな」という人がいますが、痴漢されたほうは、こんなふうに、長年、ストレスに苦しめられます。

ストレスで死ぬ場合もあるわけですから、「たかが」ではありません。

痴漢、だめ、絶対