「鎌倉殿の13人」最終回。いまだに、余韻を引きずっています。
で、ちょっと冷静になったところで、思いついたことをメモしておきます。
義時が妻の「のえ」に盛られた毒は「麻の毒」。つまり、文字通り麻薬ですね。
たぶん、漢方薬にも使われる「麻黄」ではないかと思われます。「毒」と言っているので、麻黄を悪い意味で加工したものでしょう。麻黄からは覚醒剤も作られますから、もしかしたら、紀州のドン・ファン殺人事件をモチーフにしたのかもしれません。ドン・ファンさんの死因は、ご存知の通り、多量の覚醒剤摂取による中毒です。容疑者として、後妻さんが逮捕されたのは記憶に新しいところ。
のえさんもまた、後妻。
三谷幸喜さんのことですから、ドン・ファン事件をこっそりモチーフとして織り込んだのでしょう。
そして、きのこ。
「女はみんなきのこが好きだ」と信じ込んでいる義時。
たぶん、三浦の平六あたりに吹き込まれたんじゃないかなぁと思っていたら、あたりでした。
私はもっと下世話なことを想像していて、
「小四郎、よく聞け。女はな、みんな(男のお股に生えている)きのこが大好物なんだぜ」と、下ネタのつもりで言ったところ、堅物な義時は、そのまんま「きのこ」と思い込んでしまった……と。
もしかしたら、三谷幸喜さんは当初、そのおつもりでシナリオを書いたが、さすがにNHKの大河では却下されちゃったのかなぁと。
まだまだ、考察したいことはたくさんあるのですが、今日は寝ます。
ああ、これ、「新撰組!」のときのように、後日談を二時間ぐらいで放送してくれないから。
ところで、先日、伝通院あたりをぶらぶらと散歩しました。
伝通院といえば、徳川家康の御母堂「おだいの方」のお墓があるお寺。
来年からはじまる「どうする家康」では、松嶋菜々子さんが演じるようです。
伝通院は、とても気持ちのいい高台にあって、墓地もめちゃくちゃ清々しい。
墓地というと低地にあることが多いのですが、ここの墓地は本当に気持ちがいいですよ!
徳川家の女たちや、夭逝した姫君や若君のお墓がたくさんあります。
千姫のお墓も。
墓地が分譲されていたので「私も買ってみようかな?」とちらっと思ったのですが、ここまで多くの徳川家の人々が埋葬されている墓地に、九州のドン百姓の小娘が葬られても場違いすぎるので、2秒で諦めましたw
あ、それと。
伝通院には、「いいね!」の像もあります。
※「指圧の心は母心」で有名な指圧の施設が近所にあるので、それが縁だと思われます。