ところで、札幌で起きた首狩殺人事件。
家族ぐるみの犯行だということがわかってきました。
父と娘、そして母。三人が共謀した計画的犯行。
この構図、なんとなく木原事件と重なるような気がするんです。
本日発売の「週刊文春」では、新たに「Z」という人物が登場し、この「Z」が真犯人なのでは?という流れです。
週刊文春の木原事件特集をずっと読んできた人はピンとくるはずです。
「あ。Zって、あの人か!」と。
なにしろ、ぼやかしているくせにヒント出しまくりですからね、文春も。
この「Z」が真犯人だったとすると、いろいろと辻褄があってくる。
ただ、単独犯ではないと思います。
私の考察はこうです。(あくまで、個人的な考察です)
衝動なのか身を守るためなのか、夫(種雄さん)を殺害してしまったX子さんがZに助けを求める。やってきたZは、あらためて喉から肺にかけてナイフを突き刺して、自殺に偽装しようとしたんではないでしょうか。
一方、X子は愛人のYさんにも連絡を入れていた。たぶん、頭が真っ白になって、信頼できる複数人に連絡してしまったのでは。
Zがいろいろと偽装工作している間に、Yさんも現場にやってくる。
(Zは慌てて身を隠す)
YさんもYさんで、血まみれの(X子の)服を隠したりと隠蔽工作に走る。
そうこうしているうちに、予期せぬ人物まで現場に到着。
そう、種雄さんのお父さんです。
(X子さんは慌てて隣の部屋に隠れ、Yさんも逃亡する)
種雄さんの父親は、外に出て警察に連絡しているときに怪しい人物を目撃していますが、これはたぶん、逃げる途中のZだったんではないでしょうか。
種雄さんのお父さんは、警察が保管していた凶器のナイフの画像は、自分が見たナイフとはまったく違うものだったと証言しています。
なぜ、すり替えられたのか?と。
これも謎のひとつだったのですが、Z主犯(共犯)説が正しいとすると、簡単に解けます。
Zは、ナイフをすり替えることができる立場にあった?
つまり、……警察関係者!?
勘のいい人は、もうお分かりですね。
この事件は、警察関係者の中で起きた、絶対に起きてはいけない事件で、だから、事件当時は有耶無耶にされたんだと思います。検察に送検することもなく、未解決事件として資料だけが大塚署の保管庫に放置された。
本来なら、それはずっと放置されているはずの資料でした。
ですが、2018年、コールドケース(未解決)を扱う特命係(本当にそんな部署が存在するんですね!)の女性刑事が発掘してしまったんです。
女性刑事は、資料を見ただけですぐに「これ、絶対殺人じゃん!」と、再捜査に踏み切ります。
ですが、X子さんはなんと、未来の総理大臣とも言われる大物政治家(木原誠二)の妻となっていました!
(いやー、ほんとに「相棒」に出てきそうな話ですね)
この事件。本来ならば、事件発生当時にちゃんと捜査すべきものでした。
でも、誰か(Zか?)の暗躍によって、有耶無耶にされてしまったのです。
つまり、これは、「警察の不祥事」でもあるんですね。
大物政治家が握り潰す前に、警察そのものが握り潰した可能性まであります。
木原誠二氏はこうぼやいている伝えられています。
「事件が発生した2006年の時点で、X子を逮捕してくれていれば、おれは子供も作らなかったし、結婚だってしなかった!」
まじで、ドラマ化して、お願い……。