本日13日は盆の入り。
若い頃は、伝統的な行事にはまったく関心がなかったのですが、還暦を目の前にして、俄然、関心が湧いてきました。
で、盆飾りに挑戦してみました。
まずは、玄関から。
そして、このスペースにも。
このスペースは、4年前に亡くなった母を供養するために作りました。
一般的な仏壇にすると、私が死んだあとに処分に困ると思って、このような形にしました。
母の形見の真珠のネックレスに、母がくれた(墓石で作った)地蔵さんがご本尊です。
形だけのものですが、「形」って大切です。
昔は、この時期になると、キュウリとナスで拵えた精霊馬(牛)をあちこちでみかけました。
私も、大好きな伯母と作った思い出があります。
ただ、うちは宗教的な理由で、そういう伝統的なものを作るのはタブーでしたので、こっそりと。
そうなのです。私が伝統行事に関心がなかったのは、それをすることができなかったからです。お正月のお飾りもダメ、初詣もダメ、お守りもダメ、鳥居をくぐるのもダメ、お祭りに参加するのもダメ。(でも、どういうわけかクリスマスはOK)
ダメダメづくしで、伝統を知る暇もありませんでした。
今は、宗教の縛りからは解放されていますので、こうやって、日本古来の伝統をいちから勉強して、楽しんでいます。
(このあたりの経緯も、いつか小説にしたい)
伝統といえば。
フライパンを、伝統的な「鉄」にしました。
鉄フライパンは、40年ぶりぐらいでしょうか。
なぜ鉄フライパンに戻したかというと。
それまで使用していたフッ素加工(テフロン加工)のフライパンがところどころハゲはじめて、焦げがつくようになったからです。
で、フライパンを新調しようと検索していたところ、
「フッ素加工の危険性」的な記事をざくざくみつけてしまいました。
なんでも、フッ素加工に使用する接着剤をフライパンに使用することが国際的に禁止されたとか。
その接着剤はPFOA、PFOSと呼ばれているもので、超猛毒なんだそうです(っていうか、そんな猛毒、なんで今まで使用してきたの!)
劣化などで接着剤が溶け出して体内に入ると、超危険……ということが明らかになり、数年前に禁止になりました。
確かに、フッ素加工のものは、傷がついたりハゲたりすると危険……とは聞いていたような気はするけれど、ここまで危険だとは……。
フッ素そのものも危険視されています。
フッ素といえば、虫歯予防。
歯磨きにも入っていますが、このフッ素も危険だと訴えている人がいて、「フッ素フリー(フッ素無添加)」の歯磨きが欧米では主流になっているとか。
えええ。
歯磨きのフッ素まで、危険だったの?
水道水に混ぜて虫歯を根絶しよう……なんて話がでるほど、もてはやされていたのに。
「夢の物質」とまで。
やっぱり、「夢のなんちゃら」には罠が潜んでいるな。
ということで、「鉄」フライパンを購入することにしたのです。
鉄ならば、まず安心。
というか、鉄は、人体に必要不可欠。
鉄が人体を作っているといっても過言ではない。
で、40年ぶりの鉄フライパン。
熱の伝わりの早さにまず驚きました。
卵焼きを作ってみたのですが、まあ、美味しい!
まさに、レストランで出てくる卵焼き!
手入れはちょっと面倒なのですが、でも、慣れればそれほどでもないです。
このピカピカのフライパンを漆黒色に成長させるのが楽しみです。