数年前、60歳になったら引退します……的なことを言っていたのですが、気がついたら来年は還暦。
さすがに、まだ引退はできません。
でも、いつかは引退したい。ということで、私の老後の計画を少しメモっておきます。
先日、ねんきん定期便が届きました。
私は国民年金のみですので、支払うのもあと一年。
いよいよ、私も還暦か……としみじみ。
年金未払いの時期もちょいちょいありましたが、厚生年金に入っていた時期もあったりするので、月に6万円弱もらえそうです。ほぼ満額です。
でも、年金をもらえるのは65歳から。
ということは、65歳が引退のタイミングかな……と定期便をよくよく読んでいると、繰り下げ受給というのが目につきました。
受給開始を66歳から75歳まで繰り下げることができるようです。繰り下げると、その分、年金の受給額が増える仕組み。
受給開始の年齢が上がれば上がるほど月々にもらえる額も増えるんですが、ここは慎重に。
で、仮に平均寿命まで生きると仮定して、総額いくらもらえるのかを計算。
すると、70歳あたりからスタートするのが一番お得だということがわかりました。
平均寿命が来る前に亡くなる可能性ももちろんあるのですが、まあ、そのときはギャンブルに負けたと思うことにしましょう。
ということで、70歳で引退することにしました。
(この頃なら猫姉妹も天寿をまっとうしているはず)
うん、目標が決まると、なんかすっきりしますね。
さて。
70歳で引退し、88歳まで生きると仮定します。
その18年間をどう生きるかが問題になってきます。
老後の資金の件です。
数年前、金融庁から驚きの報告が発表されました。
俗にいう、老後2000万円問題。
(以下引用)
夫65歳以上・妻60歳以上の高齢夫婦世帯において、毎月5.5万円の不足分が生じる場合には、20年間で約1,300万円、30年間で約2,000万円の取り崩しが必要になると発表されています。
日本中に衝撃が走りましたね。
年金だけでは暮らせないことを政府がはっきりと認めちゃいましたから。
で、おひとり様の私はどうでしょうか?
あれこれと計算して、老後資金は××円ぐらい必要だということがわかりました。
その目標額に向けて、絶賛貯蓄中です。
その貯蓄とは別に、私には資産があります。
それは、今住んでいるマンションです。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したマンション。
80歳までローンを払わなくてはいけません。
70歳で引退して、このローンを払えるのか?
たぶん、払えないでしょうね。なので、このマンションはそれまでに売却しようと思います。
ローンはすでに半分は支払ったので、オーバーローン(ローン残高を下回る額でしか売却できないこと)になる心配はほぼありません。マンション市況がこれから先、下向きになったとしても、手元にはお金が残るはずです。というか、売却したときに値が下がらない立地のマンションを選びました。これが郊外とかのマンションだったらオーバーローンになる可能性もあるので、立地選びは本当に重要です。
立地がよければ、住宅ローンの支払いが貯蓄になります。そう、資産になるのです。
貯蓄とこの資産(そして年金)で、私の老後はなんとかなるはず。
問題は、そのあとどこに住むか。
賃貸は絶望的でしょうね。シニアでしかもおひとりさま女に貸すオーナーなどいません。
なので、終の住処を購入するか、それとも有料老人ホームに入るか。
後者はないな。私の性格からしたら。
ということで、家を購入するの一択。
終の住処は、こじんまりとした小さな部屋を想定しています。
吉田兼好が住んでいた庵のような。
老後資金の三分の一ぐらいで買える家。
一括払いで買える家。
終の住処なので、資産性はもう必要ありません。
だから、郊外でも不便なところでも。
……しかし、なんですね。
気の遠くなるぐらい先のことだと思っていた老後が、すぐそこまでやってきました。
還暦まであっというまだったので、これから先はますますあっというまに時間が過ぎることでしょう。
とりあえず、今は、老後の貯蓄に励むこと、そして終の住処をどのエリアにするかの選定に専念したいと思います。
そして、猫姉妹との生活。
1日1日、大切にしたいものです。
だって、どんなに長生きしても、せいぜいあと10年。
ほんとうに短いです。
\ なに言ってるの。あと20年は生きるわよ! /