私の小説には、「登場人物が多い」「相関図が必要」「とにかくやこしい」というクレームをよくいただきます。
本来ならば、そのクレームと真摯に向き合い、「じゃ、次の作品では登場人物を少なくして、シンプルなものにしよう」と改善を試みるのがプロなのかもしれませんが。
が、天の邪鬼な私は、そう言われると、「じゃ、もっと登場人物を増やしてして、ややこしくしよう」と考えてしまうのです。
そして、出来上がったのが「祝言島」。
担当編集さんも初読みのときは、相関図をびっしりとメモったそうです。
それで、本に相関図をつけようか?という提案まで挙ったのですが、やはり、そのお楽しみは読者に委ねた方がいい…ということで、登場人物の紹介だけに留めました。
祝言島は、「相関図を作りながら」読むと、ラスト、とんでもない相関図が出来上がります。
「なんじゃこりゃー!」という雄叫びが上がるかもしれません。
今までもいろんなどんでん返しを試みてきた私ですが、その中でもダントツにクレイジーなラストです。
楽しんでいただけたら。
ということで、26日発売です!