摂食障害になった少女が精神病院に入れられて、二十四時間ベッドに拘束されたという地獄の告発が、ちょっと前にもありました。
家族はその実態を知らずに、よかれて思って摂食障害になった娘を精神病院に連れて行ったのですが、その実態は、刑務所、いや、拷問部屋だった……という、ホラー小説よりホラーな現実。
トイレにも行かせてもらえず、おっさんに下の世話をされる始末。
摂食障害以外には正常な十代の少女にとって、これほど屈辱的な拷問があるでしょうか?
ここ最近、YouTubeなんかでも、精神病院の地獄がリアルに語られています。
その有様は、本当に「拷問部屋」。その拷問部屋から出るには、医者に服従し、大量の薬を飲み、医者が望むような態度を示さなければならない。まさに、洗脳。
「カッコーの巣の上で」という映画を連想しました。
刑務所行きを拒むある犯罪者。精神疾患を装い、精神病院に入院します。
ところが、その病院は、刑務所より過酷な地獄でした。
人生で一度は見ておきたい、マスト映画でございます。
犯罪者が精神疾患を理由に無罪になることがたびたびたあります。
そんなニュースを見るたびに、「ああ、気の毒な……」と。
無罪になったことで、「犯罪者が無罪なんて許せない!」と怒る人も多いんですが、
でも、その犯罪者は必ず精神病院送りになります。
精神病院に入ったら最後、そこで死ぬまで地獄の苦しみを味わうことになります。
有罪になって刑務所送りにされたほうが数倍もマシだったと後悔するほどに。
私の親戚にも、過酷なストレスにされされて精神を病み(軽い鬱病)、最後は精神病棟に押し込められ、ベッドに縛り付けられて亡くなった人がいます。
私はそれを亡くなったあとに知ったのですが、恐怖と怒りで震えましたね。
その怒りが、私の小説の原動力にもなっている。
面倒臭い人は、とりあえず、拘束。そして薬漬け。
長期入院させて、国から補助金をもらう。
そんなことが、日本の病院では横行しているような気がするのです。