毎回、コントとシリアスが入り混じる「鎌倉殿の13人」ですが、今回は、冒頭にちょろっとコントパートがあったものの、頼朝の冷酷さが際立った回でした。
「鎌倉殿の13人」の中で、いや、大河ドラマ史上、もっとも「冷酷」な回だったのでは?
もう、とにかく鳥肌立ちまくり。
そして、ラストあたりは涙、涙でした。。。。
それこそ、「ここまでするか?」と。
ある意味、歴史に残る「神回」。
まさに、仁義なき戦いです。
ヤクザの世界です。
そういえば、以前、井上章一先生がテレビで
とおっしゃってましたが、まさにソレだなぁと。
納得です。
でも、これで終わりじゃない。
これから先、冷酷砲炸裂で、あの人もこの人もその人も、相当数が殺されちゃうわけですよ。
粛清と暗殺のオンパレード。
頼朝の血統が次世代ですべて潰えたのは、鎌倉政権を固めるために流した多くの無念と血の恨みによるものだったのではないかと、改めて。
しかし、残酷だな……。
いつもはフライングしたあとは本放送も見るんですが、あまりに辛すぎるので、今日は本放送は見ないでおこうと思います。
意味はないのですが、昨日買ってきた、バラで心を落ち着かせましょう。
追記。
しかし、佐藤浩市さん。
「新撰組!」のときもひどい殺され方しましたが、今回はもっとひどい。
でも、確実に大河ドラマ史に爪痕をのこした。
佐藤浩市さんに限らず、今回はどの役者もすごいんです。
こういう神回に参加できて、役者さんたちも役者冥利につきるんではないかしら。
そして、「足固めの儀式」というタイトルの意味ですよ!
最後にわかるというね。
三谷幸喜さんも「うん、この回は神回だ」と、自分で書いてて震えたんじゃないでしょうかね。
まさに神がかっていました。
追記2
この調子だと、頼朝も「暗殺」説で描かれそうな気がします。
首謀者はもちろん、頼朝に似てきたと言われるあの方なのでは?
追記3
あまりに冷酷無慈悲な仁義なき神回でしたが、
私的には、政子姐さんが「極道の妻(後の尼将軍)」としてどんどん覚醒していっているのがツボでございました。
結局は、政子姐さんだけが、生き残るんですよね……。
追記4
アサシン、善児。
「よいこ」という名前なのに、あまりに名前に反している。
これも、脚本家の狙いでしょうか
追記5
「鎌倉殿の13人」の配役をぼんやり見ていたら。
事実上、頼朝の血統を断絶に追いやる役に佐藤浩市さんの息子さん……
いや、すごいですね、配役までもが伏線!
しかし、なんですね。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」っていう、あの有名に一説。
あれは、平家だけではなく、源氏のことも指しているんではないかしら。
だって、両家とも泡沫の繁栄の末、断絶しちゃってますからね……