改修に30億円?!

元赤坂に建設されたA宮邸のパブリックスペースが公開されました。

 

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報道では、総額30億円かかっているんだとか。

正直、……うん?と。

本当に30億円?と。

 

(ウワモノだけで)30億円といえばタワマンが建ち、ちょっとしたショッピングモールを作ることができるスケールだと思うんですが。しかも新築で。

なのに、このA邸は「改修」。

そう、リフォーム(増築)しただけなんです。

30億円もかけて

その費用を聞いて、なにかとんでもなく豪華なものが出来上がるんじゃないかとちょっと期待しておりました。

ベルサイユ宮殿かはたまたエルミタージュ宮殿のようなものが!

少なくとも、赤坂迎賓館以上のものはできると思っていた。

なのに。

……正直、地方の別荘地に小金持ちが建てたセカンドハウス感が……。

しかも、築50年ぐらいの中古感。

なんだろう。

窓が少ないせいなのか全体的に暗いし、その窓も格子があって、なにやら「蔵」感が。いや、「監獄」感? 

大島てるに掲載されている事故物件と言われても信じちゃうかも。

霊感はないのですが、めちゃくちゃ怖い感じがします。

申し訳ないのですが、私なら住みたくないです……。

でも、ほんと、どこに30億円かかったんだろう?

もしかして、建設会社にぼったくられてない?

それとも、東京オリンピックのときのように悪い人たちが中抜きしてない?

東京オリンピックの開会式も、40億円ぐらいかけて(オリパラの開会式閉会式四つ合わせて165億円の予算だから、それ割る4で、それぞれだいたい40億円と予想)あの出来だったから……。

リオオリンピックの8倍かけて、あれ。

1億円とかだったら「まあ、しかたないね」と思いますが、40億円以上かけてあれ。まじで、大半は誰かが中抜きしてんじゃないのかしらね?

ちなみに、パラリンピックの開会式閉会式はよかったので、そのぐらいの予算でも一応納得。それでも高いけど。

 

 

そうそう。

フジコバブルで瞬間的にお金持ちになったとき、私、赤坂御用地の隣にあるタワマンに住んでいたことがあります。

赤坂御用地の真隣なら治安もいいだろうと思ったのですが、まあ、なにしろ暗い。

夜になると真っ暗なんです。元赤坂は赤坂御用地が大半を占め、他に建物がないので「灯」が極端に少ないんですね。

しかも、私が借りていたタワマンは新築のくせに心霊現象が多く発生しました。

あるとき、散歩のついでにすぐ近くにある豊川稲荷の占いコーナーに行ったことがあるんですが、そのとき真っ先に言われたのが、「今あなたが住んでいる場所には魔物が住んでいる。心霊現象とかしょっちゅうあるんじゃない?」と。

うっわーと思いましたね。ちなみにその占いコーナーは芸能人御用達らしく、特にJ事務所の若い子が相談によくくるんだとか。

心霊現象のほかにも、とにかく家電製品がよく壊れた。

備え付けの洗濯乾燥機(もちろん新品)なんか2回も修理に来てもらったし、極め付けがシャワートイレの故障。何もしてないのにシャワーが飛び出して何度も水浸しになりました。そう、シャワーが勝手に稼働するんですよ! まさに、誰かがトイレに入って用を足したかのように。

その部屋では謎の異音にも悩まされ、しかもその異音の原因が私だと誤解されたこともあります。

最上階のはずなのに天井から頻繁に足音が聞こえたり。

まあ、とにかく落ち着かない部屋だったので、2年でそこは引き払いました。

その2年で経験したことはあちこちの小説でネタにしています。

特に「まりも日記」という本。元赤坂で経験した実話が登場します。どれが虚構でどれが事実かを想像しながら読んでいたたければ。

 

いずれにしても。

あの辺って、実は土地的にはあまりいい場所ではないんじゃいなかぁと想像。

元々紀州藩上屋敷があった場所ですが、すぐ隣は江戸時代からの大スラム街があった場所。今ではスラム街の面影はありませんが、古い町名にはその名残が隠されています。気になったか方は「鮫河橋」で検索。

そういう土地だからなのか、いくつかの怪談の舞台にもなっています。

 

土地が悪いと、どんなに立派なハコモノを作っても、建物そのものが廃墟になるか住む人が衰弱するかのどちらかだそうです。

いい土地に建てても、家を新築するときはかなりの運を使い果てしてしまうんだそうです。その家が豪邸であればあるほど。

だからなのか、豪邸を建てたあとにスキャンダルや体調不良の見舞われる有名人の話はよく聞きます。

 

とにもかくにも、身の丈にあった家。

それが重要なんだと思います。

あの元赤坂のタワマンは私の身の丈に合わなかったから、いろんなトラブルに遭遇したんだと。

 

\ あたくしのハウスは、身の丈ぴったりよ /