真梨幸子mariyukiko’s blog

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東京ららばい

中原理恵の「東京ららばい」というナンバーが好きです。

この曲がヒットしていた頃は、私は東京に憧れていた中学生でした。

とはいえ、それまでは川崎、横浜に住んでいました。一応、首都圏内です。

それでも、東京に対する憧憬は凄まじかった。

電車を使えば三十分ぐらいで都心に出られたはずなんですが、まるで海外のように遠かった。

その後、熱海に引っ越すことになり、ますます「東京」は遠くなりました。

その頃に流行ったのが「東京ららばい」。

一言でいえば、東京をディスっている曲です。

明日がないだの夢がないだの。愛がないだの幸せが見えないだの。

言いたい放題ですw

でも、この曲を聴くと、逆説的に無性に東京が恋しくなる。

特に、田舎者には。

ネットもない時代でしたから、それこそ狂おしいほどに東京を求めていました。

そういう人、多いと思います。

だから、東京への流入者は増える一方。

東京に住んで絶望しても失望しても、それでも東京を離れられない。

「東京ららばい」で歌われているやさぐれた女性も、その一人でしょう。

東京砂漠」(クールファイブ)というナンバーも「東京ディスりソング」ですが、

「だけどわたしは好きよ、この都会(まち)が」という一文にテーマが集約されているように思います。

そう、東京は、「魔都」。一度その魅力にからめとられたら、もう離れることができない。

 

なんでだろう?

 

私なんて、今こそ都心に住んでますが(八王子をスタートして30年かかりましたw)、近所を一時間ほど散歩して家に帰るだけの毎日。

これなら、どこだって同じじゃないか。地方や郊外に移り住んでもいいんじゃない? どこにいてもできる仕事だし。……と思い、不動産サイトを色々と眺めたり、ストリートビューであちこちを旅したりしているのですが、やはり、最後は東京に戻ってしまう。そして、「ああ、やっぱ、東京だよな」と。

なんだろう、この引力。まるで、巨大な蜘蛛の巣みたい。

たぶん、とてつもないパワーが秘められているんだと思います。

なにしろ、かの太田道灌が目をつけて、天海が最強最高の結界を張り巡らせただけはある。 

 

さて。先日のことです。久々に赤坂に行きました。

こちらは、赤坂豊川稲荷

 

実は、豊川稲荷の近くのマンションに住んでいたことがあります。

私の人生のピークです。

改めて訪れて、「よく、こんな一等地に住んでたな……」と。「調子にのってたな……」とw

 

その頃、この提灯は、ジャニーズタレントの名前がずらずらと並んでいました。

豊川稲荷ジャニーズ事務所の縁は深く、「豊川誕」の芸名の由来でもあります。

ところが、ご覧のように、元ジャニーズタレントの名前はありますが、現役の名前は見当たりません。

豊川稲荷と事務所の縁は切れてしまったのでしょうか?

 

そんなことをつらつら考えながら、近くの(高級)洋食屋さんに。

ここに、かつては週2で通ってたよな……と。ほんと、調子にのっておりましたw

 

 

憧れまくっていた東京。赤坂にまで住んだというのに、どういうわけか、芸能人にはほとんど出会わず。TBSの近くで某芸人さんを目撃したきり。

 

一方、熱海に住んでいた頃は、なんだかんだと芸能人を目撃しました。

石原プロの定宿の近くに住んでおりましたので、忘年会のシーズンになると石原プロの俳優さんもよく目撃しておりました。

市民会館にも、有名人がちょくちょく来ていました。

駅で、アイドルにも何人か遭遇しました。

ロケもしょっちゅう。

高級別荘地にいけば、芸能人さんが普通に歩いていました。

 

なんだか、地方に住んでいた方が芸能人に会う確率は高かったです。

それでも、東京への憧れが色褪せないのは、やはり、太田道灌と天海が施した魔術に理由があるように思います。