ryuchellさん……。
これはあまりに、悲劇。残された側も、逝ってしまった側も。
で、言及しようかどうかずっと迷っていたのですが、ちょっと、私の想像を書いてみます。
これが、小説家の悪いところ。
会ったこともない人に対して、あれこれと想像を巡らす。無責任だ悪趣味と言われても、この性(さが)だけは、どうしても治らない。
私が訃報を聞いた時、まっさきに思ったのが、
「もしかして、女性ホルモンを投与していた?」ということでした。
冒頭で紹介した記事によると、投与していた可能性大です。
ちょっと前の記事でも書きましたが、女性ホルモンって凄まじいのですよ。
体と心を操るんです。
そのいい例が、生理前の不安定さ。
もう、何かに取り憑かれているんじゃない?というほど、不安定になります。
とにかく、ブルーになる。そう、「落ちる」んです。
女性ホルモンには、たぶん、そういう作用があるんだと思います。
一方、活力とパワーと性欲を与えるのが、男性ホルモン。
女性にも男性ホルモンはあるのですが、これが強く作用する人はなにごとにも活発で、ギラギラしています。
逆に、女性ホルモンが優位な男性は、ちょっと控えめだったりします。
その人にとってちょうどいいバランスというのがあって、バランスが崩れると、いろんなところに影響しちゃうだろうな……と。
で、女性も男性も「更年期」を迎えると、このバランスが崩れます。
女性はイライラすることが多く(女性ホルモンが減少し、相対的に男性ホルモンが優位になるためかもしれません)、男性は、うつ病や自殺などの、ネガティブな方向へ走ってしまう場合がある。
たぶん、それまで活力を支えていた男性ホルモンが減少するのが原因かもしれません。
人は、自分の意思で生きていると思いがちですが、実は、意思とは関係ない「ホルモン」によって生かされているだと思います。
いや、操作されている。
自分の意思だと思っていても、実は、ホルモンの影響かもしれない。
そんなことを考えていた矢先、ryuchellさんの訃報。
いろんな憶測が飛び交って、中には政治に利用しようという方もいらっしゃるようですが、
性的マイノリティとか差別とか、そういうものとはまた別の可能性も考えたほうがいいと思います。
女性ホルモンを、そう、簡単に投与していいのかどうか。
お医者さんも、今一度、深く検討していただきたいと思います。
筋肉がムキムキになるステロイドもそう。
あれも「ホルモン」の一種ですが、常用していいわけがない。
必ず、体とメンタルを破壊します。
アンチエイジングで、閉経後の女性が女性ホルモンを打つのがちょっとしたブームでもありますが、あれもなにか怖いのです。
老いに逆らってそんなことをしても、いつかは体に復讐されるのではないか……と。
「ありのままで〜」
という歌が、何年か前に大ヒットしました。
そのときは、「そうよ、ありのままに生きよう!」ってみんな思ったはずです。
ありのままに生きるってことは、老いも性も受け入れるってことです。
私も、長年続けてきたカラーリング(白髪染め)をやめました。
そろそろ半年になります。
最初は気になってしかたなかったのですが、今はむしろ、開放感です。
「ありのままに生きる」って、こういうことなんだろうな……と。
【参考】