紅白歌合戦の視聴率が悪かったらしく、ずっと話題になっています。
でも、話題になっているということ自体、まだまだ注目度も高いってことですよ。
思えば。
「紅白離れ」が言われはじめたのは、平成のはじめぐらいから。
で、バラエティに飛んだアーティストをがんがん投入しはじめました。2部構成になったのもこの頃じゃないかしら。
つまり。30年間ずっと「紅白離れ」って言っているんです。
本当に「離れ」していたら、とっくの昔に終了してますよね。
私は、ラッキーなことに、レコード大賞と紅白歌合戦が国民的イベントだった頃をがっつり目撃しています。
あの頃は、レコ大が終わたあとに紅白歌合戦がはじまってましたから、9時開始ですね。終了は11時45分だったと思うので、2時間45分でした。
2時間45分でも、かなり盛りだくさんでした。歌唱の合間の応援合戦も充実していたな……。
南極観測隊の電報も懐かしい。
もしかして。9時はじまりの2時間45分に戻せば、視聴率も戻ってくるのでは?
やはり、4時間以上は、ちょっと長い。だれるんですよ。
そのせいか臨場感に欠けるというか。
私は、去年、10年ぶりぐらいにはじめから終わりまでちゃんと視聴したのですが、
「悪くはないけど、なにか足りない」というのが率直な感想でした。
(でも、案外楽しみましたけどね)
コロナ禍ということも原因なのもかもしれませんが、中継が多いのが気になった。
応援合戦もない。アーティストも歌ったら、それでおしまい。
つまり、「合戦」ではなくて、歌を歌うだけの番組になってしまっているんですよね。
これだったら、わざわざ4時間もテレビの前にいなくていいか……となるのは人情。
やはり、ドラマがないと。
ということで、「テレビ離れ」の話です。
フジテレビがリストラを決行したり(早期退職者を募ったり)、いよいよテレビもオワコンか?と話題になっています。
「もう、若者はとっくに離れているよ。彼らにとってメディアとは、ネトフリかユーチューブ」
確かにそうなのかもしれません。
ですが。配信サービスも動画サイトも、永遠だといえるのでしょうか?
実際、私は、一時期あんなに視聴していたネトフリもユーチューブもすっかり飽きてしまいました。
で、結局はテレビに戻ったのですが、主に視聴しているのはテレビショッピングとEテレとBS1とBSプレミアム。ときどきWOWOW。(あ、テレ東も)。
連続ドラマとかバラエティとかは、本当に見なくなった。
では、今の若者はどうでしょうか?
配信サービスや動画サイトに飽きたら?
元々テレビを見てこなかった層なので、もっと違うものに飛びつきそうです。
メタバースとか?
まあ、私のようなおばちゃんは、
「メタバース、なにそれ。美味しいの?」という感覚なので、安易に飛びつくことはないと思いますが、いずれにしても。
配信サービスや動画サイトも安泰ではないということです。
次から次へと、人々を洗脳する装置は発明されていくのでしょうから。